待っても待っても連絡の来ない時

待つ・待つ・待つ

転職活動で一番辛いのが待ち時間でしょう。

これをいかに乗り切るかで、転職が成功するか否かが決まります。

心理的に切羽詰せっぱつままってしまえば、精神的に追い込まれてしまい面接に行っても固くなります。

気持ちにゆとりがあって自由闊達じゆうかったつに、伸び伸びと自己表現できる状態と比べれば大きなハンデキャップがあることに説明は要らないでしょう。

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苦悶くもんの待ちを乗り切る

実も蓋も無い言い方になりますが、苦悶くもんの待ちの乗り切り方に何も特別なことはありません。

あなた自身の置かれている状況や環境を冷静に俯瞰する目があれば十分なのです。

普段は当たり前に持っている筈のものも、ともすると事の大きさに飲み込まれてしまいます。

ゆとりを失った状態の気持ちでは無く、現状をあるが儘に受け止められる大らかな気持ちを持つことが大切です。

それがどうすれば実現できるか考えて行きましょう。

苦悶の待ち

転職活動での待ちには

  • 求人企業に応募書類を送ってから、書類選考の結果待ち
  • 面接に行ってからの連絡待ち
  • 転職エージェントに登録してからの連絡待ち
  • 転職エージェントに求人案件の紹介依頼をしてからの連絡待ち

があります。

転職活動で気が滅入ってしまう最大の原因は、この待ち時間の長さでしょう。

たとえ選考で落ちたとしても、待って、待って、待っての末の選考落ちでなければ、ショックは遥かに軽いもので済むのではないでしょうか。

結果が直ぐに出れば、手返しよく間髪をれずに次の手を打てるからです。

平衡感覚の維持が鍵

転職活動や就職活動では、待ち時間が長いせいもあり、時としてれてしまい、まともな感覚を失いそうになります。

何が正しい対応で、今は何をすべきなのか。訳が分からなりそうな場面もあるでしょう。

無理はしない

そんな時は、心を落ち着かせて、湯船にかるなり、シャワーを浴びるなりして、身体的に心地良い状態にして気持ちをリフレッシュします。指圧やマッサージを受けても良いでしょう。

あなたには既に社会経験があるはずです。

リフレッシュして気持ちを落ち着かせた状態でなら何も問題はないことが判るはずです。

単にこれまでの社会経験から得た常識に照らして行動すれば良いのです。

ですから、何も特別なことを求められているわけではないということを再認識しましょう。

ここで今、何を言おうとしているのか・・・

連絡が来ないなら問い合わせ

連絡が待っても待っても来ない場合は、単に問い合わせをすれば良いだけの話。悶々もんもんとしている必要はありません。

仮に問い合わせをせずに悶々としているとすれば、その理由を自問してみると良いかもしれません。単に問い合わせをしてみるということに、思いが至らなかったというだけであれば、直ぐに問い合わせてください。

事実と向き合うのが怖いの!?

問い合わせが念頭にあるにもかかわらず、問い合わせずに悶々もんもんとしていたのだとすれば、選考から落ちることや転職アドバイザーから紹介を受けられないという結果、事実と向き合うのが怖いということではないでしょうか。

いずれにせよ現実と向き合わないことには転職活動は進展しませんから、終了もしません。

問い合わせをしないという選択肢

求人応募で言えば、問い合わせをせずに、選考結果は駄目だったと自ら割り切り、他の求人へ応募することも一つの選択肢です。

縁があるところなら必ず連絡はある、あるいは連絡はあって然るべきという割り切りです。これはあなた自身の世界観、価値観に依ります。

あなたは自由ですから、本当に嫌なこと、気が進まないことはしなくて好いのです。

それでも割り切ってスッキリできないのであれば、問い合わせた方が好いでしょう。あくまでもスッキリしない場合です。

求人企業

求人企業へ問い合わせをするのなら、

何時何時、応募いたしましたなにがし※ですが、応募から二週間が経過しております。選考の状況をお伺いしてもよろしいでしょうか。

※ 某にはあなたの氏名が入ります。フルネームで問い合わせをしてください。念のため。

という具合に聞けば良いのです。

或る転職コンサルタントの話では、

書類を送って来てなぜ電話してこないんだろう?

と言っていた会社社長がいたそうです。

応募書類を送りっぱなし、応募しっぱなしよりもアフターフォローしていることに好感を持ってもらえることもありそうです。二人のうち一人を選ぼうとしていた時に電話連絡すれば、積極性が評価され、採用という展開も十分に考えられるでしょう。

だからと言って、この社長の感じ方が絶対というわけではありません。

「興味が有ればこちらから連絡するよ」という感性だってあるはずです。

だからこそ、連絡するもしないも、あなた自身が決めることなのです。時と場合によって必要な行動は変わります。その意味で必要とされる行動は普遍的ではないのです。あくまでもあなたと相手に依って変わります。

転職エージェント

転職エージェントに登録して面談の連絡が無いのなら、

なにがしです。連絡をお待ちしておりましたが、ご紹介いただける求人はありますか。

こんな具合に問い合わせをしてみれば良いのです。

ひょっとしたら、転職アドバイザーは、多用のあまりにメールは既に送ったつもりでいて、失念しているかもしれません。

誰にでも間違いはある。ひょっとしたら手違いがあるのかしら!?

これ位に、大らかな気持ちで、問い合わせをすれば良いのです。何も構える必要はありません。

常識で動く

転職活動は、ごくごく当たり前の社会生活の延長線上で行えばよいのです。

受験勉強期や就職活動など※、切羽詰せっぱつままった状況にいると、どうもオカルト的な情報が出回って、翻弄ほんろうされることがあります。

※ 受験期にありませんでしたか!?この参考書を使わないと合格できないとかいったデマが・・・。受験を終えれば、馬鹿馬鹿しいと判ることでも、当時は多少なりとも不安を覚えたのではないでしょうか。

マニュアル君は嫌われる

濃紺色のスーツは必須マストではない

あまり情報に過敏にならないことです。例えば、リクルートスーツは濃紺色が無難ではありますが、必ずしも濃紺でなければならないわけではありません。一定範囲の清楚なスーツであれば構わないはずです。それでもスーツに関してあーだこーだいう情報が溢れているでしょう。

新卒で言えば、一番大切なのは、相手の言葉をしっかりと受け止め、自分の考えを自分の言葉でしっかりと相手に伝えられることです。つまりコミュニケーション能力が一番大切です。

本当に重要なこと

リクルートスーツを云々するよりも、テンプレート(雛形)にのった話を暗誦しても、意味がないということを理解することの方が重要です。これも常識的に考えれば理解できますね。

転職活動も同様です。巷の情報や取るに足りない浅知恵に翻弄されることなく、自分の判断で行動すること・行動できることが転職成功への近道です。

「常識で動く」と銘打ちましたが、良識を働かせる方が好ましいことは言うまでもありません。

きちんと応募の履歴を管理しておく

問い合わせをするためには、何時求人企業に応募したのか、何時転職エージェントに登録したのかなど、行動を自己管理しておく必要があります。(¶ 転職活動は仕組み化する!応募は一元管理で

体感時間

待っている側の時間経過と待たせている側の時間経過は、体感的には必ずしも同じではありません。待つ側は、随分と待ったと思っているかもしれませんが、待たせている側は多用にかまけて、ほんの少し前と感じているかもしれないのです。ですから、何時、自分がアクションを起こし、どれだけ待ったのかをきちんと把握してください。

平衡感覚

そして、問い合わせの際には、待たされたことに対して、非難めいた調子にならないよう、そして、問い合わせをすることに違和感を覚えない時間経過があることを伝えることで、上手に問い合わせをしましょう。

外野の情報に惑わされず、自分の常識で判断して動くこと。これも転職成功の秘訣です。

さあ、前へ進もう!

あなたが「当たり前のことを言って!」と感じ、そのことで、少しでもホッと心が軽くなってもらえれば、書いた甲斐があります。

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