目先の就職先に固執しない

焦り
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世の中、ブラック企業ばかりではない!?

ブラック企業が社会問題化し、特に取り上げられているから目立つのであって、世の中は実際のところ、ブラック企業ばかりではないと思います。負の部分に注目しているので、その部分が肥大して見えるということは、よくあることです。

例えば、人についても、悪い奴かもしれないと疑ってかかれば、短所が目につく傾向があるでしょう。逆に良い人だと思って見ていれば、長所が、それなりに目についてくるものです。短所はと聞かれれば、意識を短所に向け、あら捜しし、短所に注目します。一方、長所を聞かれれば、長所を探し、長所が強調されて感じられます。そんな風に、ブラック、ブラックと騒ぐところを見ていれば、たとえ健全な企業を見ても、その企業の良くない部分にばかり目が行ってしまうものだと思います。

ブラック企業には出逢い易い

ブラック企業の存在は、ゆゆしきことですが、騒がれているほどに、世の中がブラック企業だらけとは思いません。

そうは言っても、昔に比べれば、ババ(ブラック企業)を引く可能性が増えたことは確かだと思います。

ブラック企業らは離職率が高いので、採用活動が盛んな場合が多く、転職希望者、求職者にとって接点を持ちやすい企業群と言えるでしょう。

もしブラック企業に入ってしまったら・・・

他人事(ひとごと)であれば、もっと客観的に見られると思うのですが、自分のことになると、転職活動のきつさも相俟って(あいまって)、近視眼的になりがちです。結果として将来の展望を失います。ババを引いたと分かっても、しばらくそこに居ようとを考えてしまうのです。ババはいつまで持っていてもババであるように、おかしな会社がまともになることはほとんどありません。そして不当な支配を受け、「日常生活」を喪失して行きます。

離職と変革を天秤に

仮に、会社を変えるだけの力があるのであれば、そしてそれが可能なポジションにいるのであれば、その場に踏みとどまり、変革を試みることも選択肢の一つかもしれません。その場合には一考の余地はあるでしょう。なぜならば、その会社の人々を助けることに繋がりますし、キャリアアップに繋がる実績づくりにもなるからです。

撤退ライン

挑戦すると決めた場合でも、自分の中で撤退ラインは決めて置いた方が良いでしょう。ミイラ取りがミイラになって、悪しき企業文化に染まることは避けたいからです。虚しい結果に終わり、万事休すとなったら、潔く撤退つまり退社しましょう。「ババ」と認識されるような企業は、企業風土に問題があり、規範意識や順法精神が欠けており、組織や秩序がないなど改革が馴染まないことが多いのが通例です。

ババを引いたら潔く退職、新天地を求めよう!

そう、転職活動を始めればよいのです。

ババを引き、退職し、またババを引く・・・そうなると気が滅入ってきます。気が滅入らないためにも早めの見切りが肝心なのです。いずれにしても将来の展望は失わないでください。

転職先がなかなか決まらない時、書類選考で落とされ続けるときも落ち込みやすいですね。そんな時には、焦ってまた変な会社に入ってしまうより、パートやアルバイト、派遣などの非正規雇用で勤務しながら、転職津堂を続けるのも一つの手です。例えば、早朝や深夜勤務で働いたり、平日休みの勤務先で働けば、転職活動での面接のセッティングも容易になります。急いてはことを仕損じるを念頭に置き、じっくりと転職活動に取り組むのも一考に値するでしょう。

尚、「成功の転職活動」では、精神衛生の管理方法、メンタルヘルスの維持についても触れています。



仮に、就職先が決まっても、完了ではありません。(「転職成功」は「就職先決定」ではない

勤務継続が可能な企業かどうか確かめなくてはなりません。

そして、常に、将来へ向けての舵取りが必要です。

何処へ行くのか決まってなくても、舵は切らなければなりません。

あなたは転職という大海原にいるのですから。

波や風や惰性の力でかろうじて進んでいるように思われても、舵は意識的に、できれば意志を持って、とって行きたいものです。

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