入社前には口コミ情報をチェック!!
応募前でも内定をもらった後でも、若しくはその間にでも、入社してしまう前に可能な限り口コミ情報を確認しましょう。
外側からは見えにくいものでも、中の人に話を聞けばある程度は掴めるかもしれません。
実際、新卒がリクルートスーツに身を包みOB訪問をするのは、入社前に会社の情報を内部の人から直にもらうという狙いもあります。勿論、在職中の先輩であれば、好ましくない話はオブラートに包まれ、良い話は一層良いように語られることでしょう。
転職、つまり中途採用の機会には、OB訪問の機会もなかなかないでしょうし、情報を得る方法も限られるでしょうから、他の手立てを考えたいところです。
そこでお勧めするのは口コミ情報の活用です。便利なことに、口コミ情報サイトというものが有ります。全ての企業についての情報があるわけではないのですが、ある程度、規模が大きい企業であれば、比較的容易に情報が見つけられます。規模が小さいと、口コミの主(ぬし)が誰であるか直ぐに判明してしまうことを懸念してか、書き込むことが敬遠されているようです。情報は無いか、少ないことが多いようです。
口コミ情報の怪しさ
ところで、情報が有ったとしても気を付けなければならないことがあります。それは書いている人の動機に目を向ける必要があるということです。つまり、なぜ書いているかということです。
口コミ情報を書き込むことで、他の口コミを見られるポイントが得られるような制度であれば、自分が書き込むことでポイントを得て他の口コミを見るというようなことが考えられるでしょう。これについては口コミの内容に与える影響は、軽微と言えるでしょう。ポイント欲しさに雑に書くことが懸念されこそすれ、特に良く書く理由も悪く書く理由にも繋がらないからです。
しかしながら動機はいろいろと考えられます。例えば、辞めた会社に対しての強い感謝の気持ちがあるであるとか、激しい怒りがあるであるとかです。また、不正があってそれを告発したい気持ちがあるとか、強い動機があって書かれていることがあるかもしれません。その場合は、表現が激しくなったり誇張が含まれたりする懸念があるでしょう。ひょっとしたら同業他社の妨害工作があるやもしれません。
私が口コミ情報について懐疑的で、あまり信憑性があるものと見ないのも隠れた動機が定かではない為です。良いものを選ぶためには役に立たない口コミ情報も、悪いものを弾くのには案外と使えます。
一般化の根拠を疑え
口コミ情報を見極める上で大切なことは、情報を一般化している場合、何に基づいて一般化しているかということです。
情報に広さが足りない例
具体的に例を挙げれば、全国に支店のある企業の1支店、或は数店舗を渡り歩いたに過ぎない人が「この会社は・・・である」と会社全体について説明する場合、明らかに飛躍があるということです。
情報に深さが足りない例
一方で、全国の支店のスーパーバイザー(監督者)であれば、ある程度全社については知っているかもしれませんが、今度は、現場のことにどこまで精通していたか疑わしいということです。
根拠が怪しい断定はミスリードに繋がる
口コミの源である発話者がどういう人で、何に精通していて、何について憶測で言っているのかをいつも意識していないとミスリードされて(誤った方向に連れて行かれて)しまいます。
従って、書かれている内容は参考にするに留め、鵜呑みにはしない方が良いと思います。
口コミ転職情報サイト
以下に口コミサイトをご紹介いたします。
- キャリコネ
- 転職会議
※ 匿名で口コミを書き込むつもりの場合、履歴書や、職務経歴書を登録すると完全な匿名ではなくなることにご留意ください。(念の為)
※ 個人的には、履歴書や職務経歴書は登録せず、口コミを参考にしていました。