転職することは社会にとって良いこと

転職万歳
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おかしな会社は淘汰とうたされ従業員の地位は守られます!

転職活動が活発であるということは、実は、社会にとっては良いことです。

労働条件は適正化され、社員など雇われる者(被雇用者)の地位も守られる方向に働くからです。

おかしな会社からは必然的に人が離れ、結果として、会社の維持存続が難しくなります。社会としては、おかしな会社が淘汰されていく仕組みが必要です。

転職活動が盛んであれば、会社も社員を繋ぎとめておくために、雇用条件を良くして行かなければならなくなるでしょう。今よりずっと考えた人事を行うようになる筈です。

  • 社員(従業員)は転職(離職)するものである
  • 転職は日常的なものである
  • 転職は普通のことである

そう会社に認識させて行くことが、社員一般の地位保全に繋がっていくのです。

会社が「社員は辞めないもの」と思っていると無理・無茶が横行します。

「どうせ辞めやしない」とたかをくくられると、いように使われてしまいます。

こうなると社員の地位は相対的に下がって行きます。

「どうせ辞められやしない」となったら最悪です。完全に足元を見られている状態で、無理をさせられることは必定ひつじょうです。

法令遵守コンプライアンスにも貢献

「社員は辞めるかもしれない」と考えれば、それが適度な牽制になり、社会のルールもきちんと守るようになるなどの効果も期待できます。

しばしば発覚して社会問題になる組織ぐるみの隠蔽いんぺいも会社内のメンバーが固定化し、その結果として組織が村化むらかし、村の利害だけにしか目が行かない状態に陥るから起こるのではないでしょうか。

「社外に不正が漏れる恐れ有り(リークの危険性有り)」と判断するようになれば、自浄作用が働くようになるでしょう。

ある会社でのお話です。

法律的に問題のある行為を社員の一人が行っていました。それを見つけた山下さん(仮称)は、理由をきちんと説明した上で、注意をし止めるように促しました。すると注意された当の本人は、社長の指示だからと言い張りました。

説得を試みると納得し、社長に経緯を報告に行きました。

するとしばらくして山下さんは社長に呼ばれました。

感謝の言葉を期待していた山下さんが驚いたことは、社長の言葉が、

そんなことをいちいち指摘されるとおちおち仕事も任せられない。もし、君がうちを辞めたら、それを口外(リーク)するかもしれないからだ。

だったことです。

この社長の言い草は噴飯もの*ですが、このように道理の分からない人でさえ、法律に抵触すれば、離職した社員がその事実を漏らすかもしれないと考えていることはよく分かると思います。

*噴飯もの・・・食事中なら、ごはんを吹き出してしまうほどおかしいこと。


こうして見てくるとよく分かるように、転職は社会から見ても

  • 社員全体(被雇用者全体)の地位を守ること
  • 法律など社会規範が守られること
  • 従業員全般に無理が言いにくくなること

などなどの効果があり、歓迎されるのです。

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