早期内定を実現する転職エージェントの選び方

溢（あふ）れかえった出所（でどころ）のはっきりしない情報

転職エージェントについての比較、ランキング、口コミ情報、体験談などが溢（あふ）れています。

比較や口コミ情報が溢（あふ）れかえっているのは、何も転職エージェントに限った話ではありませんが、どのような情報、つまりは根拠に基づいて、比較やランキングが行われているのか、どのような背景で収集した口コミなのかが、はっきりしない場合には注意が必要です。

はっきりしていても誤った評価、意味のない比較などが後を絶ちません。尤もらしく見えるよう粉飾されている場合がほとんどですから注意が必要です。

口コミや体験談などではでっち上げが多いようです。近頃は、その為ではと思われるアルバイト募集すらしばしば目にします。※

※ でっち上げのカラクリ

具体的に言えば、〇〇についていくらいくらで記事を書いてくださいと云った類（たぐい）です。

ライターは発注者に受けるように盛ったり、事実に無いことをでっちあげたりします。要するに忖度（そんたく）するわけです。

そうすることで安定的に報酬を得ようとするのです。この手のライターはレベルが低く、まともには収入を得る力が無いので、依頼主に阿（おもね）って気に入られようとするのです。

ジャーナリストではないということで事実に反したことを書いても良心が痛まないのでしょう。

従って唯一の自衛手段は、真偽の確かめようのない口コミや評判には耳を貸さないことです。

どうしても口コミ情報や体験談が見たい場合は、転職エージェントの公式ページの閲覧に限定してください。

口コミや評判を利用してあなたを誘導することを目的にしているウェブサイトに掲載されているものは限りなく怪しい。

第三者がどうやって集められるのか。その背景など諸々を想像すれば察しが付くでしょう。

転職エージェントでは、とかく登録者（転職エージェントユーザー）によって、転職エージェントの対応、正確には転職コンサルタントの対応が変わってくるので、特に注意が必要なのです。

比較やランキングは当てにならない！

比較的多くの人に馴染（なじ）みが有るのは、グルメ系の口コミやランキングではないでしょうか。

ウェブ情報とのギャップにがっかり・・・

実際に、口コミ、ランキング、評点を見て、行ってみたところ、大したことが無いとがっかりしたことはありませんか？美味しいという話だったのに、大したことが無かったとか、接客が良いという評判だったのに、酷（ひど）い応対で、憤慨（ふんがい）した！などということも少なくないのではないでしょうか。

評価者が均一ではないし、なかにはサクラも・・・！？

これは簡単に言えば、評価者にバラツキがあるからです。

グルメ評論家に勝るとも劣らない舌を持っている人もいれば、自ら貧乏舌（びんぼうじた）と宣言して憚（はばか）らない猛者（もさ）もいます。どちらも１つの口コミとして、読まれ、ランキングに影響しているのです。

みなさんの周りにもいるのではないでしょうか！？無知なのにもかかわらず、よく心得た人に対してまで断定的だったり、強く言ったりするような人が・・・。

中には人の言っていることを鵜呑（うの）みにして尤（もっとも）もらしく書いているだけ人も見受けられます。自分でよく知っている店の口コミを読めば、一目瞭然（いちもくりょうぜん）です。

転職情報でも同様な恣意（しい）的な評価

同じことは、転職エージェントについても言えます。

実際のところ、繰り返しになりますが、転職エージェントの対応は、登録者次第で変ってくる現実があります。

例えば、エグゼクティブ向けの候補者は、エントリークラスより丁重に扱われるのは仕方のない部分があります。企業からもらう紹介手数料の報酬額が大きいからです。現実は否応なく受け入れなければなりません。

また、転職希望者の希望するタイプの求人案件の扱いが少ない場合は、連絡が少なくなりがちです。これも致し方ないですね。

先入観はチャンスを潰（つぶ）す

かつて経験したのは、理由もはっきりしないまま、急に連絡が取れなくなった転職コンサルタントがありました。

折り返し電話させます。

と電話を受けた方はおっしゃるのですが、全（まった）く折り返しの電話がかかって来なくなったのです。

成果に繋（つな）がらないと見て、相手にされなくなったのか、態度が急変した例です。

転職活動では、人とのかかわりが多く、感動させられるようなこともしばしばありますが、必ずしも良い思いばかりではありません。辛いこともあります。

それでも、こんなことにめげていてはいけないのです。むしろ転職に向けて闘志（とうし）を燃やさなければなりません。あなたにそれを望みます。

体験談は転職エージェントについて語らない

或る転職コンサルタントの話を聞いて、所属する転職エージェントについて何か判断ができますか！？

何か転職エージェントの悪い話を聞いたら、その転職エージェントには登録は差し控えようと結論するのですか！？

転職エージェントは、実際のところ、大手や準大手クラスであれば、たった一人の転職コンサルタントの不可解な行動で見切りを付けてしまうのは、とても勿体無（もったいな）いことです。

全国規模の転職エージェントでもあり、仮にこの転職コンサルタントはけしからんということにしても、あなたが登録してこのコンサルタントに当たる確率は極めて低いです。それに金太郎飴のように他の転職コンサルタントが同じわけではありません。

なまじっか口コミ情報を聞いて先入観を持ってしまうくらいならば、何も知らないで、準大手なら登録しておこうと転職活動を進めた方が、間違いなく結果は良い筈です。

「私もあの人と同じようになるのかな・・・」などと危惧（きぐ）する気持ちが、同様の出来事を招かないとも限りません。想念が結果を作る部分は少なからずあります。

要するに、口コミ情報などで、個々人の転職エージェント経験、転職コンサルタント体験をいくら聞いたところで、何も分かったことにはならない、詮無（せんな）いことなのです。否（いや）、むしろ先入観を持ってしまう危険からすれば、比較、口コミ情報やランキングなど先入観を持たせる情報は、害すらあるといえるでしょう。

転職エージェントは、転職コンサルタントの集まりで、個々の転職コンサルタントやその全体をまとめて評価しても何も分かったことにはならないということです。

そして、分かった気になったとしても、実際のあなたの転職活動には全く意味を持たない・・・それは分かった気になった転職エージェント像は幻影に過ぎないからです。

ウェブ情報から優良な転職エージェントを選ぶことは困難と言うよりも、実際のところ、不可能というか意味がないのです。

業界経験者を語る情報も見かけますが、あなたが或る特定の転職エージェントでどのように扱われるかなど予測することなどできる筈がないのです。

良し悪しが分かったような気がするのは完全な幻想です。

あなたが働いてきた業界での同業他社について語る必要が出たとして、他人に提供できる情報のレベルは考えてみれば、信憑（しんぴょう）性が容易に想像できるのではないでしょうか。

https://tenshoku-agent-abc.xyz/tenshoku_agent_ranking_is_useless/

転職活動で数撃たなければならないのは致し方ないところ

「成功の転職活動」がお勧めするのは、とにかくたくさんの転職コンサルタントに会うことです。その為に、転職エージェントに登録することです。

同じ転職エージェントでも、転職コンサルタントによって当たりだったりハズレだったりするわけで、とにかく転職コンサルタントと接する機会を増やすことです。

企業に応募するのと異なり、望めば面談の機会は得られやすいですし、転職エージェントに登録しただけで、転職先が決まってしまうわけでもないのですから、気軽に会ってみるのが一番です。

仮に面談の際に、やる気をアピールしたとして、それをプラスに受け取ってもらえることもあれば、煩わしいと受け取られてしまうこともあるでしょう。人が関わる以上、計算通りにはいかないし、杓子定規（しゃくしじょうぎ）に見られるばかりでもないのです。

今、お話ししているようなことも、数多く転職コンサルタントと会えば、自ずと分かってくるでしょう。奇を衒（てら）ったり、穿（うが）ったことを言ったりしているわけでは無いのです。

従って、より良い果実（成果）を得る為には、手数（てかず）を増やすこと必要で、それがあなたにとって得策なのです。

次のことに改めて留意してください。

転職エージェント選びは早々に切り上げる

転職エージェント選びには、あまり時間を掛ける必要は無い、と言うよりむしろ、時間を掛けてはいけないのです。

転職エージェント選びで時間を無駄にしてしまうくらいならば、一刻も早く転職エージェントに登録し、面談のアポイントメントを取った方が内定に一歩近づきます。

優先順位として転職エージェントの選択より重要なことがあり、そちらに時間を掛けた方が良いということです。

転職エージェントの選び方と銘打って、それより重要なことの話かい！？

と訝（いぶか）しく思われるかもしれませんが、先述のように

転職エージェントをどんなに詳しく吟味（ぎんみ）しても、何の成果も得られないし、先入観をもつことになり、害すらある

ということです。

重要なのは転職コンサルタントとの出会い

転職エージェント自体は、求職者に対しての対応が一様（いちよう）になるように心掛けていると思います。

しかしながら、応対の中身や質は、「どの転職エージェントか」というよりも、「どの転職コンサルタントか」という要素が大きいのです。

転職コンサルタントによって、経験に、スキル、そして個性（パーソナリティ）が異なるわけですから、ある転職エージェントの転職コンサルタントなら、誰でも良いという判断にはならないのです。

事前には分からない自分に合った転職コンサルタント

残念ながら、個別の転職コンサルタントの情報は手に入らないのです。仮に、転職コンサルタントの情報が手に入ったとしても、あなたにとっての良し悪しは分からないため、有益な情報であるかどうかは、判らないのです。

実際に関わってみることなく、誰が自分に合った転職コンサルタントかを知る術（すべ）はないのです。

とにかくたくさんの転職コンサルタントに会ってみる

手数を増やす必要があると言ったのはこのことです。転職エージェントに登録して、実際に転職コンサルタントに会って見ないことには、あなたの転職活動に相応しい転職コンサルタントかは判らないのです。ですから、先ずは、とにかくたくさんの転職コンサルタントに会ってみることです。

複数の転職コンサルタントからの情報を自分流にアレンジ

複数の転職コンサルタントと接することで、求人情報だけでなく、転職活動に関するノウハウが集まって来ます。例えば、職務経歴書（レジュメ）を作成するに当たっての考え方などです。

一方で、転職コンサルタントによっての考え方の違いなども見えてくるでしょう。

転職コンサルタントによってもたらされる様々な情報を、自分流（俺流でも！？）に上手にアレンジすることで、特定の転職コンサルタントに頼る以上の転職活動も可能になります。あくまでも転職活動の主役はあなた自身だということを忘れないでください。

たくさんの出会いで自分に合う転職コンサルタントを見つけ出す

たくさんの転職コンサルタントに会って、自分に合った転職コンサルタントを見つけ出すのです。

あなたのことを誠実に考え、あなたにピッタリと合った求人情報を提供してくれる。仮に、何か問題が有る求人案件であったならば、事前にリスクとして、教えてくれる。そのような転職コンサルタントを探し出すのです。

転職コンサルタントの「人となり」も転職活動を通じて見えてくるものです。

いずれにしても、転職コンサルタントと接することが大切です。

人の評価も十人十色

あなたのキャリア、経歴、知識、経験、スキルなどなどについての評価も転職コンサルタントによって異なることもあるでしょう。

１人の転職コンサルタントとしか接点がないと、その転職コンサルタントのいうことが、全てになってしまう危険性もあります。転職コンサルタントと雖（いえど）も、転職環境の全てを見通しているわけではないのですから、１人の転職コンサルタントにベッタリというのはお勧めできません。

あなたの評価を１人の手に委ねてしまうのは得策と言えません！

転職コンサルタントによってはあなたの真価を理解しないかもしれません。

転職コンサルタントの「あなたへの評価」が紹介される求人案件を決める

転職コンサルタントのあなたへの評価次第で、出てくる求人案件が変わってきます。

転職コンサルタントがあなたのことを「できる人」と評価していれば、「これもいける」「あれもいける」と求人案件を出してきてくれるでしょう。逆に、あなたに「できない人」という評価をしていれば、出てくる求人案件の水準も下がるでしょう。

複数の転職コンサルタントと付き合っていれば、このようなバラツキにも気付くことができます。

紹介される求人を見ると、自分は過小評価されていないだろうか！？

と云った具合です。

こうして見てくると、たくさんの転職コンサルタントと付き合うことの重要性が良く分かっていただけるのではないでしょうか。

結論：転職エージェントの選び方

どこか気になる転職エージェントや思い入れのある人材紹介会社が既にあるならば、先ずはそこに登録するところから始めましょう。これまでお話ししてきたとおり、どこに登録するかは、必ずしも重要ではないからです。片っ端から登録していきましょう。

但し、大手または準大手といったそれなりに規模の大きなところをお勧めします。規模が小さいと、取扱求人数にも限りがあり、そもそも紹介できる求人自体が無いということになりかねません。

そうは言っても、これから登録するに際しては、なんらかの指針が欲しいものだと思います。

求人情報の多さでは大手転職エージェントが他を圧倒

先ずは、大手３社をお勧めします。

日本全国対応。住所、転職希望地を問わず対応してもらえるのも魅力です。

中小規模の転職エージェントに比べ、保有している求人案件の数に魅力があります。転職も「出会い」ですから、「縁（えん）」の要素が大きいですが、求職案件をたくさん抱えていることは魅力です。業界最大手のリクルートエージェントでは、2016年10月8日現在で公開求人が29,498件、非公開求人が123,626件あります。非公開求人はその転職エージェントに登録しなければ応募できないどころか、存在を知ることもできません。

転職コンサルタントとの出会い本位でのお勧め

取扱求人数の豊富さという点で、大手や準大手の転職エージェントに登録することはお勧めできます。中でも転職コンサルタントとの出会いという観点でお勧めできる転職エージェントがあります。

一つは、大手転職エージェントでありながら、転職コンサルタントが求人企業の担当までこなす両面型の転職エージェントであるJACリクルートメントです。

JACリクルートメント

同社は、転職コンサルタントが求人案件を預かるために企業まで足を運びます。その分、他の大手転職エージェントの転職コンサルタントに比べ、1人当たりの取り扱う求人情報数は相対的に少なくなります。一方で、転職希望者に複数の転職コンサルタントが求人を紹介することで、求人情報を十分に提供できる仕組みを作り上げているのです。

従って、JACリクルートメントでは、複数の転職コンサルタントと同時に関わることが珍しくありません。同社に登録することで、複数の転職コンサルタントとの出会いの可能性があるということです。

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取扱求人数の多い転職エージェントは一般に、転職希望者を受け持つ転職コンサルタントと求人企業を受け持つ担当者が別々の分業型です。

この場合、転職エージェントに登録すると、あなたに専任の転職コンサルタントが付きます。従って、転職コンサルタントは専任で固定されるのですが、転職コンサルタントをチェンジできる仕組みを持った転職エージェントがあります。これは転職希望者であるあなたと転職コンサルタントとの相性などがよく無かった場合に備えたものです。

転職コンサルタントをチェンジできる仕組みを持った転職エージェントも良い転職コンサルタントを求めて、他の転職コンサルタントと出会うチャンスのある転職エージェントと言えるでしょう。