転職回数や空白期間が気になる時

人生いろいろあります

転職を考える時、過去の転職回数や空白期間をどう取り扱うか悩むかもしれません。

一般に年齢相応の転職回数と看做される回数なら良いのですが、不幸な出会いが続き、転職回数が増えてしまっている場合もあるでしょう。

また、就業期間と就業期間の間が長くなると、その間は何をしていたのか気にされることがあります。

事実は事実として受け止める

転職回数も空白期間も有るものは有るのです。ジタバタしても始まりません。

不毛な行動は避ける

ですから、心を乱されるような情報を探すのはお止めなさい。

年齢と転職回数を組み合わせるような、標準回数、適正回数、平均回数などを知るためにキーワードで検索をすることを言っているのです。

覆水盆に返らず

年齢平均の転職回数より多いことが判っても、減らすことはできないのです。ですから、ここは肚を決めて事実を事実として受け入れ、それを前提として転職活動を進めるしかありません。

今に至るまでの物語

就学期間、就業期間、転職、空白期間など、これら全てが有って、今のあなたが居ます。

今現在、意欲的に転職をしようと考えているあなたを全ては肯定します。

「私を殺さないものはすべて私を強くする」

ドイツの哲学者ニーチェの言葉です。

過去の失敗は教訓となり、あなたを強化していますし、苦悩の時はあなたに深みを与えているでしょう。そして、過去の全てをを肯定的に受け入れ、将来に活かすという積極的態度は、あなたを魅力的に映します。

あなたが今の積極的態度に至るまでのストーリーを物語れるように準備することです。

このようにして過去を活かします。

取ってつけた話ではなく、リアリティのある事実を伝えれば良いのです。

必要なことは事実の説明であって、言い訳ではありません。

でっち上げや「盛る」のは厳禁

でっち上げ、誇張、嘘は禁物です。質問で突っ込まれてボロが出ます。ボロが出たら終わりです。

仮に嘘をついて入社に漕ぎ着けても、入社後に苦労します。退社することにでもなれば、また辛く厳しい転職活動に逆戻りです。

失敗は成功のもと

私事ですが、全社プロジェクト推進に失敗した経験があります。これは大きな学びの機会となりました。社内政治の難しさや課題解決型仕事の難しさを失敗と共に心に刻み込みました。この経験のお蔭で、転職後のプロジェクトでは、上手く調整役を務めることができたのです。

それでも選考に通過しない

転職回数や空白期間が原因で、書類選考や面接で落とされることが多いかもしれません。

それでも、前に進もうとお伝えしたいのです。

転職サイトへは十分に登録していますか。裾野（すその）が広がれば、それだけ求人企業や転職エージェントの目に触れる機会が増えます。

例えば、求人企業に直接応募できることに加え、求人企業や転職エージェントからスカウトメールがもらえる仕組みの転職サイトがあります。

詳細ページを開く

このような転職サイトはいくつかありますから、複数の転職サイトに登録することで機会が増えます。

勿論、求人企業に直接応募することも必要です。

気が滅入ったり落ち込んだりした時は、休むことも必要ですが、会社勤めにこだわりたいのなら、応募の手数（てかず）を増やすことも必要です。

SNSチックな異色の転職サイト「はたらいく」を見てみる

リクナビNEXTとは参加企業の毛色は違いますが、SNSさながらの緩さで、あなたに興味を持った企業が「らいく」を送ってくれます。就職するしないは別として、登録して「らいく」をもらえば自信が出てくるかもしれません。それに切っ掛け次第では、転職に繋がるかもしれませんよ。

立ち止まって、会社勤め以外の選択肢を模索することも一つの方法としてあります。会社勤めだけが唯一の道ではありません。

転職エージェントの助けを借りる手もあります。

例えば、パーソルキャリア（旧インテリジェンス）の¶
DODA（デューダ）には登録していますか。

転職エージェントによってあなたの扱いは大きく異なる

転職エージェントのどこか一社に登録して、色よい返事が返ってこなかったとしても、他の会社から求人を紹介されることもあります。

転職市場というものは必ずしも効率的にはできていないので、ニッチなところにあなたに合った求人が潜んでいることもあるのです。

転職市場は効率的でない

市場が効率的でないという意味は、求人と転職希望者が必ずしも最適なマッチングにならないで転職は決まるので、チャンスはところどころに隠れているという意味です。

逆に転職市場が効率的なら、あなたは既に転職先が決まっていることでしょう。あなたがマッチングされていないことが転職市場が効率で無いことの一つの証とも言えるでしょう。

同じ転職期間であっても、転職エージェントによって、あなたの価値は異なるのです。同じ職務経歴書を送って、片や厚遇、片や門前払いということもよく起こることです。

同じ人物、同じ職務経歴書で転職エージェントによってこれほどバラツキがあるのです。

条件が厳しいなら手数を増やすしかない

転職エージェントによってバラツキがありますし、求人企業によってもバラツキがあります。

多様な転職エージェント、求人企業との良縁を望むならば、あなたが自分で自分の転職条件は厳しいと考えれば考える程、アプローチする回数は増やさなければなりません。

私事で恐縮ですが、リーマンショック直後に転職活動をした経験があります。この時は、応募総数は100を超えました。そもそも案件自体が無いので、中には応募しても無理かと思われたものやどう見ても自分に合う職種ではないと思われるものまでが多数含まれますが、兎に角、何かのキッカケで変化があるに違いないと信じ、応募を続けました。

大切なことは、自分で勝手に上限を設けないことです。例えば、30件も応募したからダメだとか、決めつけないことです。決めつけはマイナス効果になります。職務経歴書を求人企業用に編集する際にも、消極的なトーンで出来上がってしまうでしょう。

100件、200件応募するつもりでいれば、200件に達することなく転職先は決まるでしょう。

もちろん、あなたが転職するつもりが無いのなら別ですよ！

あなたが本気なら、手数を増やして転職活動していく中で、自ずと気付きが得られます。

応募の対象となる求人企業の選び方、応募の仕方、転職エージェントへのアプローチ、転職エージェントととの付き合い方などなど数を重ねるうちに学びを得るものです。

潜在的な思いは結果に反映します。何回か行動してみて気付きが得られなかったら、あなたの本気度を確認してください。

あなたの隠れた本音に聞いてみてください。

例えば、今すぐ行動を起こせるか否かが、あなたの本音の現れではないでしょうか。

「明日からは本気出す」は「本気は出せない」と同義です。