ブラック企業の常套手段|建前に騙されるな!

ブラック企業
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ブラック企業の建前に騙されるな!

「仕事が出来ないから早く帰れないんですって!?」

皆が遅くまで残業しているのに、それを

能力がないからだ。
段取りが悪いからだ。

などと言う経営者、企業があります。
そして、

「仕事が終わったら早く帰れ」と言っているのに帰らないのだ。

と言うわけです。挙句の果てには余分に光熱費がかかるなどと被害者面さえします。

要するに、言わんとすることは、早く帰るように促しているのに、帰らないのは社員(従業員)の責任だ、社員が悪いのだということです。

これが詭弁であることは暗黙の了解だと思っていたのですが、意外とそうではないようです。ナイーブに会社の言い草(詭弁)を信じている従業員が多々居られるようなので、少し説明します。

まず皆に能力がないのであれば、会社はその水準に合わせた仕組みを作る必要があります。

仕事量を変化させれば誰でも無能呼ばわり出来る

どんなに能力がある人でも、その能力を超える仕事を割り当てられれば、時間内に仕事を処理することはできません。

仕事が時間内に終わらないことを以って、無能呼ばわりするのであれば、どんな人でも無能呼ばわりできます。逆に優秀と看做すことも然り。

言い換えれば、どんな人に対してでも、仕事量の水準設定を変えれば、優秀とみなすこともできれば、無能とみなすことも出来るということです。

ですから、そもそも皆を無能扱いするような経営者や上司は、業務量の水準を全く理解していないか、分っていて意図的に搾取していることを意味します。言うなれば、無能なのは社員ではなく、経営者や上司です。仮に無能で無いとすれば、極めて悪質だということです。

ブラック企業の手口

これを狡猾(こうかつ)に利用しているのがブラック企業です。先の経営者が無能では無く悪質なケースですね。

過剰な業務量を、社員が無能だという名目のもとに押し付けるのです。

「結果が全て!」という経営者!!の欺瞞

自らが結果にこだわっていない!?

ブラック企業であることがその証(あかし)

経営者や上司が言うように自分たちが結果に厳しければ、社員に厳しくなる必要はそもそもないわけです。言うまでもなく結果が出ているということは、業績が良いということなわけで、「金持ち喧嘩せず」となるわけです。従って社員に眉を吊り上げる気遣いはないということです。

離職率が高いのも結果です。経営者自らは結果を出せないくせに、御託(ごたく)を並べるわけです。

過度にそして必要以上に「結果!結果!」の怒声。我が身が見えていない。つまり、自己認識が著しく甘いわけです。

常日頃から、社員を叱りつけたり、怒鳴ったりするのは、結局のところ、不甲斐ない自分に向けるべきところを、社員を人身御供として、八つ当たりをしているというのが真相でしょう。

自分を棚上げして、八つ当たりしているような経営者や上司の言葉は真に受ける必要はないですね。

もちろん、「結果にこだわる」ということ自体は、何か取り組むにあたっては、大切なことですから、「結果にこだわる」という言葉を聞いても、安易に揚げ足はとらないでくださいね。

では早めに脱出しましょうね。

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