絶望は避けられる
転職活動をしていると周期的に絶望感が襲って来ることがあります。
絶望のカラクリ
順風満帆に応募が進む。書類選考に難なく通過し、直ぐ連絡が来て、面接、内定。このようにすんなりいけば、憂鬱になったり、絶望感を持ったりすることはないでしょう。
多くの場合、恐らくほとんどの皆さんが経験していると思うのですが、書類選考に落ちる。やっと書類選考を通過し、面接に行って落ちる。待ち時間が長い分だけ、溜(ため)が出来て、反動も大きくなる。少なくとも私の場合はそうでした。
苦痛の原因は、長い長い待ちにあり、その長い長い待ちの間に溜めに溜め、その溜めから不合格を機に、堰を切ったように悲愴感が心の中に流れ込みます。その悲愴感の最大の理由は、自分が拒絶されたという感情です。
思い入れをしない
悲愴感を抑えるためには、一つ一つの求人案件に過度に思い入れをしないことです。
その為には、応募したら、直ぐにその求人のことは忘れることです。完全に失念してしまわないために、備忘記録※を取ります。
応募履歴を一覧表にしておいて、週に一度くらい振り返ればよいでしょう。
応募したら、兎に角(とにかく)、全力で応募したという事実を忘れることです。
手返しよく次・次・次
気になる気持ち、逸る(はやる)気持ちを抑えて、応募した求人案件を振り返るのは止め、新たな気持ちで転職活動に励むのです。
これまで見て来た求人媒体や転職エージェントにアプローチするのも良いのですが、新たに転職エージェントに登録するのも良い選択肢です。
新規転職エージェントの発掘!
良い転職コンサルタントに出会うことができれば、転職活動の質が向上するでしょう。応募書類、特に職務経歴書(レジュメ)の品質向上もあるでしょう、応募対象として考えていた職種や業種が拡大することもあるでしょう。
引き篭もりは絶望への王道
転職コンサルタントと話し、転職活動の広がりを大きく意識することで、既に応募した求人案件の存在は相対的に小さく感じられます。人と話すだけでも、効果が見られますから、転職活動を後押ししてくれる転職コンサルタントと話せば尚更ですね。
家に篭り応募した案件について思いを巡らすのとは雲泥の差です。家に篭ることは悲愴感から絶望への最短ルートです。
何重ものメリットある転職エージェント訪問
転職エージェントに登録し、転職コンサルタントとアポイントメントをとり、転職コンサルタントに面談に行くこと。
- これは
- 転職活動を進めること
- 屋外に出ること
- 家族等以外の第三者と話すこと
- 転職支援の専門家と会うこと
でもあります。
家に篭っていることと比べれば何重にもメリットが存在するのです。
メンタルヘルスは小さなことの積み重ね
悲愴感があまりなく、絶望感の無い通常の状態時には、あまりに些細な一つ一つで、その重要性は判りにくいのですが、小さな日常の積み重ねが数日後のあなたの気分や精神状態を決定づけるのです。
絶望感に打ちのめされてしまったら・・・
ここで紹介した外部リンクや関連ページの内容を含めて実践すれば、簡単には絶望しません。絶望に至るのは、起こった現実にあるというよりも、起こった現実の受け止め方にあります。
応募していた求人案件で、書類選考落ちのメールが届いた・・・これをどう受け止めるかです。
又は、
で良いのです。ところが、
或は
と考えれば、どうしても絶望的になります。
事実の受け止め方で絶望感を払拭
受け止め方を変えることが第一です。
経験があるので、辛さは分かります。連続して書類選考に落ち、面接にも呼ばれない。そんな時、もう無理ではないか、もう駄目ではないかと思ってしまいがちです。
>> 「書類選考に落ち続ける・・・わたしは呪われているの!? 」で、実は大半の人が現実を楽観的に見過ぎていることを示しましたが、裏を返せば落ちたことを悲観的に受け止めすぎる原因になっていることを意味します。
不用意な見込みが絶望感を醸成
応募した際の合格率を一律1割と仮定した場合に、10社に応募して全て不合格になる確率は4割弱(35%)もあります。ところが多くの人は10社受ければ1社くらいは何とかなるはずと見込むことでしょう。
不用意に見込むと落ち込みの原因になるのです。
確率論より縁と出会い
確率論を持ち出しはしましたが、縁と出会いが鍵の転職活動では、確率はあまり意味を持ちません。ですから、辛抱強く転職活動を続けるよりほかは無いのです。確率論を持ち出したのは、あくまでも安易な思い込みや見込みに重大な間違いがあると言うことを示したかったからです。
事実の受け止め方を変えられないほど症状が重い時
休むことです。
転職活動のことは一旦忘れ、気持ちのリフレッシュを最優先してください。
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