入社前後の注意事項|内定したからといって入社してはいけない

入社は待った!

求人企業は嘘をつきます。

仁義が無くなりつつあるのはやくざの世界だけではないようで、多くの求人企業にも仁義は無くなりつつあります。

面接に行く。すると説明を聞けば募集要項と実際は異なると云う。

募集要項と異なる内容が、あなたにとって良い内容ならば問題はありません。問題なのは、あなたにとって負の内容の時です。

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嘘だらけ

募集要項と実際の話に負の相違ネガティブサプライズがあったら入社は思い留まることが大切です。

相違サプライズが悪いわけでは無い

求人票に記載された募集要項が事実と異なる場合でも、良い場合があります。

例えば、高収入に釣られて募集が殺到されても迷惑だし、事業や業務の中身そのものに惹かれて入社希望する人を採用したいと考えている場合です。実際に採用内定者への提示を想定している年俸より低い数字で募集していると云った場合です。以前に転職エージェントから紹介された求人案件がそうでした。

そうは言っても、面接時に不明確な点が確かになり、基本的には募集要項の通りであるというのが理想です。

負の相違ネガティブサプライズがあったら入社してはいけない

負の相違ネガティブサプライズがある場合は問題がありそうだというのは分かると思いますが、何故入社してはいけないとまで言うのかについてお話しします。

重要なことは、事実が一つ二つ異なっただけではないということです。どういうことかと言いますと、直ぐに判ることは、採用活動に対する企業の基本姿勢です。

採用活動の基本姿勢

企業にとって採用活動にはコストが掛かりますが、これについては転職希望者も同様です。事実と異なった好条件で人を呼びつけ、場合によっては無駄足を踏ませることを意に介さない企業であるということです。

求人票に記載通りの事実があるのであれば、転職希望者にとって当然のコストと言えるものでも、事実と異なる餌をチラつかせて人を呼び寄せるのであれば、往復の交通費と相応の謝礼を支払って然るべきでしょう。

面接の前提条件

募集要項への誠実が記載が、応募書類への誠実な記載と同様に、求人企業、転職希望者双方にとって互いが面接にコストを掛ける前提条件なのです。

ですから募集要項に誤りや嘘がある企業は、転職希望者を軽んじている、或いは舐めていると言っても過言ではないのです。

入社後に推定されること

容易に想像が付くかと思いますが、言葉に重みが無い文化だということです。おおやけにされる文書であるとも云える求人票に虚偽の内容が存在することにはばかりを感じないということです。

従業員を一等下に置いて考えている企業とも言え、職権濫用と云った横暴が見られることでしょう。入社さえさせてしまえば、あなたの不利益など問題にしないという企業風土に有ることが想像できます。

ブラック企業の芽が見えます。私が経験した例を挙げましょう。

社宅は無料では!?

求人情報としては、社宅・寮無料と記載が有りました。

書類選考に通過し、面接に赴きました。無事一次面接は通過し、応募の職種とは異なる職種でしたが、二次面接に呼ばれました。

業務内容を実際に従事している人に説明され、質疑応答の後、社長と面接しました。

「いつから来られますか?」

給与提示他、雇用条件の説明も無く訊かれ当惑しました。

想像以上に軽く見られているなと思いつつも、断ることはいつでもできますから、取り敢えず条件面の確認をしました。

一次面接では、退職理由の説明時に、何故入社時に確認しなかったのかとか、入社する段階で分っていなかったのですかなどと質問を受けていたものですから、二次面接では当然にきちんと契約条件の説明があると思っていました。

想像以上の安価な給与提示に加え、少ない休日日数、おまけに無料のはずの社宅・寮が無料では無いのです。

社長は臆面もなく「現在は1万5千円もらっている」と言いました。

いつの求人情報を私は見たのでしょうか。現在、過去の求人情報を掲載して、募集しているのでしょうか。

一次面接で、社宅・寮無料にも魅力を感じている旨を明言していたのですが、有償だと聞いたのは二次面接です。

結局、きちんとした就業規則や採用条件の説明もなく内定をいただいたのですが辞退しました。

口約束は実現しない

正式な契約条件とは他に、何らかの含みをもらうことがあります。所謂、口約束です。

例えば、入社当初の年俸は抑え気味だが、直ぐに昇給するとか、仕事ぶりを見て給与を見直すと云った話です。

口約束は、だましに終わる場合が多いので当てにしてはいけません。と言いますのも、入社してしまえばこちらのものと考えている場合がほとんどだからです。

実際のところ、例えば、「状況が変わった」と言われ約束が履行されなかったとしたら、あなたはどうしますか。

そもそもこのような重大な事柄を、きちんとした書面にするのではなく、口約束で済ませようとすること自体、あなたを軽んじていることを意味するからです。約束を反古にすることを前提に口約束で済ませていると考えるのが妥当でしょう。

ですから、入社時に確約されていることがすべてだと割り切って置くのが賢明です。

口約束が実現することもある

「半年したら給与見直しをしてくれるという話でした」と伝えたら、実際に予想以上の昇給をしてくれた企業も有りました。

この場合には、そもそも入社時の給与金額でも手を打って良いと考えており、駄目でもともとと考えての交渉でした。

もともと給与水準の高い企業だったということもあり、仕事ぶりが認められていたことも有って、口約束が実現しました。

いずれにせよ、口約束は実現したらめっけものくらいに思っておくことです。

繰り返しになりますが、口約束を織り込んでの就業は慎んだ方が賢明です。

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