転職は極めて個人的なこと

個人的なこと
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十把一絡げのアドバイス

転職は個人的なことです。

ところが、あなたが何者かも理解しない無責任なアドバイスが巷(ちまた)には氾濫しています。

あなたと他の人は、キャリアも違えばスキルも違います。性格も違えば、好みも違います。

当然ですが、必要なアドバイスも変ってきます。

処方は人によって異なる

医療の世界を考えてみれば解り易いでしょう。

医師は、患者を診察し、症状を見て処方します。

患者は1人1人体質が異なります。ですから個別に診断が必要なのです。

高校生の頃、親指にイボが出来て、かなり大きくなっていました。

その地でも名高い皮膚科に診療を受けに行ったのですが、医師はイボと診断しました。

そして、

どうする!?

と聞かれました。

正直なところこれには面喰いました。診断と処方はセットで、すべて医師が行うものだと思い込んでいたからです。

勿論、直してくださいと言いました。

「そうだよな、イボが有ると格好悪いもんな」と言って、直ぐに液体窒素で焼いてくれました。

随分と昔のことであるのにもかかわらず、この時のことをずっと覚えているのは、ここに医師とのかかわり方のの本質を垣間見たからです。

つまり、イボを取るも、取らないも任意。つまり私の意のままにできるのです。

語弊を恐れずに表現しますと、医師が診断し勝手に直してくれると思い込んでいたのです。

悪性新生物、所謂、癌などですと、患者は医師と相談しながら、治療法を決めていくことが頭に浮かびますが、普段の医師とのかかわりでは、おんぶにだっこを期待してしまっています。

本当は、常に決めるのは私たち自身なのです。

転職についても同様です。

個別の処方

悩みを抱えた転職希望者の1人1人には、個別の処方が必要です。

転職コンサルタントは個別の処方を施す(ほどこす)べく面談するのです。

処方は絶対的なものではありません。病気の時に医師と相談するように、転職では、転職コンサルタントと相談するのです。いずれも最終的に決めるのは転職希望者であるあなた自身です。

セカンドオピニオン

医師の治療方針に不安を感じたら、他の医師に診療を頼むでしょう。転職活動でも同様です。

転職コンサルタントのやり方に不信があれば、問いただすなり、他の転職コンサルタントに相談するなりするのです。

転職ではセカンドどころではない!

医療では複数の医師と付き合うにせよそれ程たくさんとは付き合うことはないと思います。ところが、転職の世界では、お付き合いする転職コンサルタントの数が多ければ多いほど、求人情報の紹介をより多く受けられるので、お付き合いする転職コンサルタントの数はかなり多くなります

個人的なこと

転職は個人的なこと、それも極めて個人的なことです。従って、転職活動も個人的なことです。

そして、転職の主体(主人公)も、転職活動の主体(主人公)はあなた自身です。

転職活動を組み上げる

あなたが転職エージェントや転職サイトなどと云った諸々の転職活動の要素をコーディネートして、転職活動を組み上げるのです。

複数の転職エージェントに登録して、転職コンサルタントを上手く使いこなすのは、あなたの腕の見せ所です。

付き合っていく転職エージェント、転職コンサルタントを選別し、転職を成功に導くのがあなたの使命です。

先述の医療の例のように、知らず知らずの内に医師におんぶにだっこを望んでしまいがちなのと同様に、転職でも転職コンサルタントにおんぶにだっこを望んでしまいがちなのではないでしょうか。

「あんたが大将」

転職コンサルタントは医師と同様にあなたを診断・処方してはくれますが、最終的にどう進むかはあなたが決めるのです。

診断とは例えば、あなたの転職市場での市場価値の評価などです。あなたに紹介される求人案件を見れば、転職コンサルタントのあなたへの評価は分かります。

診断が不服なら、セカンドオピニオンを求める自由もあります。

もっと求人情報の紹介を受けたければ、更に、更に転職エージェントに登録し、転職コンサルタントとのつながりを増やして行きます。

さあ、転職コンサルタントを上手く使いこなして、最高の転職活動を実現しましょう。

その先には、成功の転職が待っています。

あなたの転職が成功すれば、成功の転職活動も面目躍如です。

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